退職代行利用の際に引き継ぎはどうする?

退職代行を依頼したいと考えたときに真っ先に頭に浮かぶのは、「引き継ぎはどうするの?」という疑問でしょう。会社によっては「引き継ぎには1年ほどかかる」なんてとんでもないことをいってくることもあります。

確かに、労働者には業務を引き継ぐ義務がありますが、だからといってそれを理由に辞められないということはありません。

期間の定めのない雇用契約の場合には、解約の申し入れの日から2週間を経過すれば、雇用契約が終了(退職)します。ですから、「引き継ぎが完璧に終わるまで退職できない」ということはありません。

退職代行サービスでは、文書やメールでの引き継ぎをメインにしていて、やりとりは最長でも4回程度で区切るようにしています。引き継ぎを口実に引き留められることはありません。

ただし、以下のような事例では損害賠償を求められることもあります。

・引き継ぎをしなければ業務に著しい支障をきたす

・会社側からの引き継ぎの要請に正当な理由なく応じない

・引き継ぎをしなかったことにより会社に損害が発生した

不安がある方は、引き継ぎに関してどのような対応を行うのかをあらかじめ把握してから、退職代行サービスを選びましょう。選択を誤ると訴訟リスクを招く恐れもあります。